筋トレをすると身長が伸びないのは真実?噂について科学的に終止符を！！
筋トレをすると身長が縮むとか聞いたことありませんか？色々なうわさがあると思いますがこの動画ではその筋トレと身長について科学的な論文を基にウワサに終止符を打ちたいと思います。
筋トレすると身長が伸びないと思われているのはなぜ?
重力の力と身長が伸びる力は逆向き
スクワットで身長が縮むというのは一見正しいように見えます。ウエイトを持ち上げると重力と同じ向きに強い力が働きます。身長が伸びるのは逆方向に向かってですから身長が縮むかもしれないと思う人は多いと思います。
ボディビルダーは身長が小さい人が多い
実際筋トレを長年行ったボディビルダーの人は身長が低い人が多いです。
ボディビルダーは身長が低い人が多い
→ボディビルダーは筋トレを長年やってきた人
→筋トレをすると身長が低くなる
このような考えが生まれます。
筋トレすると身長が伸びないと思っている人は多い
僕も中学生の時、筋トレすると身長が縮むと本気で思ってましたし当時の体育の先生に質問したところ「腕立てとかは縮まないけどベンチプレスとかのウエイトは身長が縮む」って言われたことがあります。
科学的にも筋トレをすると身長が伸びない可能性があるかも…
科学的にも1960年の非常に昔の日本の研究では研究チームは体力的にきつい重労働を行う子供は身長が低い傾向があることを発見しました。
そしてこの研究によって重いものを持ち上げたりすることは骨の成長版というものに損傷を与え、成長のメカニズムに何らかの影響を与えると仮定されました。
- 重労働を行っている子供身長は小さい傾向にある
- 筋トレを長年やってきたボディビルダーは小さい人が多い
色んな要因を考えると筋トレ＝身長が縮むという考えはおかしな意見でもなく、生まれるのは仕方ない考えだと思います。
ここで「筋トレって身長縮むのか」という結論を出して動画を見るのをやめないでください。先ほど話した要素は欠点があります。
筋トレをすると身長が伸びないのは真実?
身長が伸びる理由、骨の成長板とは？
まず先ほど離した骨の成長版について解説します。これは骨の端にあり成長が起こる領域です。成長板は子供の頃は軟骨でできており、成長期が終わると硬い骨になります。
これがウエイトトレーニングで損傷すると仮定されてきましたが実際先ほどの1960年の研究では欠点があり、重労働を行っていた子供たちは栄養不足でもありました。
バスケットボール選手も栄養不足で身長が小さかった
栄養不足というのは非常に身長に影響を与えるものでマイケルジョーダンとともにシカゴブルズの黄金期を支えたスコッティピッペンは身長203cmですが、大学に入るまではロクに食事も摂れなかったため高校生の時は身長が175cmしかなかったというのは有名な話です。
1960年の研究では子供たちの身長が低い最も大きな理由は栄養不足であり労働ではありませんでした。
筋トレで身長が伸びる
ボディビルダーが小さいのはそっちのほうが有利だからなだけであり筋トレの影響ではありません逆にウエイトトレーニングは身長が伸びる効果が示されています。
2009年の研究ではウエイトリフティングは骨形成効果があることが示されています。骨形成とは骨の成長を助けることで、つまり身長アップにプラスであるということです。
これはヘビーウエイトのトレーニングでも同じことです。2014年の研究でもスクワットなどの筋力アップベースの運動は専門家の監督下や正しく行われている限り、大きなメリットが得られる可能性があることを示しています。
メリットは次の通りです。
- 体組成の改善
- 改善された心機能
- 改善された筋力とパワー
- モーター性能の向上
- 強化された骨塩密度と骨格の健康
そして同じ研究では高重量トレーニングで身長が縮むという考えを非難しています。
研究者の主張は次の通りです。
筋力トレーニングが成長板、先ほど紹介した骨の発達に関係するものですね。これを傷つけるという恐れは科学的報告や臨床的観察によって裏付けられていません。重量挙げによって成長板にかかる機械的ストレスが骨の形成と成長に有益である可能性がある。
つまり筋トレで身長が縮むというのは迷信と言ってもいいです。逆にウエイトトレーニングは身長を伸ばす可能性があるため、ウワサを信じてトレーニングしないのは骨の成長を逃していることになります。
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