筋トレのセット間、インターバル(休憩)はどれくらいの時間がいいか知っていますか?
インターバルは個人の目的によって時間を調節しなければなりません。インターバルの長いものと短いものとではそれぞれメリットが違います。この記事ではセット間のインターバルの長さの長所と短所について紹介します。
セット間のインターバルには次のような2つの目的があります。
筋肉を休ませることで次のセットで重量やrepが扱えるようになります。
長いインターバルはおおよそ3分程度です。長いインターバルは次のような長所があります。
回復時間が長いのでたくさん筋肉を休ませたり心拍数を下げることができます。これにより、次のセットで重い重量やrepをたくさん重ねることができ、筋肉に強い刺激を入れることができます。重量を扱うことは重量アップのカギであるモーターユニットをたくさん鍛えることができます。モーターユニットをたくさん鍛えて重量を伸ばすことは重要な法則を満たすことになるので筋肥大に直結します。
ただし、長いインターバルは次のような短所があります。
筋トレは数十秒激しい運動をして数分休むのでインターバルがトレーニング時間の大半を占めます。このことから、全体のインターバルを長くすることは大幅なトレーニング時間の延長に繋がります。
短いインターバルはおおよそ1.5分程度です。短いインターバルは次のような長所があります。
先ほど説明通り、インターバルは筋トレ時間の大半を占めるのでインターバルを短くすればトレーニング時間の短縮につながります。乳酸分解速度は簡単に言うと回復速度です。乳酸を分解できる速度が速くなります。
ただし、長いインターバルは次のような短所があります。
短時間のインターバルでは体を完全に回復させることは不可能です。これは筋トレの重量やボリューム低下につながります。
現在の科学的実験では”長いほうがいい”、”短いほうがいい”という明確な結果はありません。インターバルと筋トレに関する論文の系統的レビューでは、”長い休憩も必要だし短い休憩も必要”という結果が出ています。
インターバルは今のところ短いのも必要という結果ですが、インターバルの長いグループのほうがほとんどの面で短いグループよりも優れている実験結果も多いことがわかりました。
どれだけ筋トレに時間が摂れるかは人によりますがインターバルは長いほうが良いです。特にベンチプレスなどのコンパウンド種目ではインターバルは長めに摂りましょう。長めにインターバルを取った後、高重量低回数をすればいいのか低重量高回数をやればいいのか分からない方はこちら
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