よく筋トレ初心者の方に「大胸筋の外側はついてるんですけど、内側があんまりついていません。内側によく効く種目ってありますか?」ってよく聞かれます。
僕もトレーニング始めたての頃外側だけどんどんでかくなっているのに内側は全くつかなくて困っていました。自分よりもトレーニング歴の長い友達に聞くと「収縮させると大胸筋の内側に効くよ」と言われて収縮種目をたくさんやっていましたが今思えば遠回りでした。
結論から言うと「内側によく効く種目なんてありません」どうしてそうなのかについて今回はお話しします。
大胸筋には上部,中部,下部という3つに分かれています。海外のこのサイトにもある通り、筋電図の出力でも”大胸筋の内側”という項目はありません。つまり、大胸筋の内側というのは存在しないんです。
大胸筋の内側というのはもともと筋繊維の密度が低い部分になります。筋繊維の密度が低いと筋肉は発達しづらいですので大胸筋の内側に筋肉がつかないというのは”当たり前”のことなんです。
ケーブル,ダンベルで収縮させると大胸筋の内側に刺激が入る。と耳にしたことがあると思いますが科学的にも全く根拠がありません。大胸筋の内側という場所がそもそも存在しない時点で”大胸筋の内側”というコトバ自体が科学的にも全く根拠がないですよね。
大胸筋の内側を大きくしたいのなら大胸筋自体を大きくするしかありません。これ以外方法はありません。大胸筋トレーニングには収縮以外にもプレスやストレッチが必要なので「大胸筋の内側!!」と思って収縮トレーニングばかりするのは遠回りです。
大胸筋の効果的なトレーニング方法はこちら
大胸筋の内側は肩幅が狭い人のほうがつきやすくなっています。肩幅が広いとその分大胸筋が薄く広がっている状態になっています。肩幅が狭いと大胸筋の密度が高いので内側は付きやすくなります。
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