プロテインを摂りすぎると肝臓と腎臓への負担がかかるって結構言われたことないですか?僕は知人からプロテイン飲むと肝臓と腎臓に負担かかるらしいからほどほどにしとけよ。って言われたことがあります。
誰から聞いたのって聞くと医師とか理学療法士の方から聞いたっていうので医師の人からの情報だと信憑性高く聞こえますよね。なのでプロテインの副作用について調べてみたので気になる方は是非見てください。
まずプロテインには副作用があります。これはプロテインの記事でも話したので簡単に説明しますが乳糖不耐症です。これは科学的研究でも認められているのでこれは間違いなくあります。
研究によると高たんぱく食、プロテインを飲むのも同じですが高たんぱくなものを食べると腎臓内部の圧力が上がり、通常よりも多くの血液がろ過されるそうです。
ただ、これは腎臓に害を及ぼすことではありません。実際に研究ではこれは正常な反応であり基本的には腎臓に悪い影響ではありません。
腎臓に悪影響を出した研究も紹介します。この研究では高たんぱくの食事が腎臓を傷つける可能性があることがわかりました。しかし、これ腎臓病を患っている人のみです
こちらの研究レビューではたんぱく質が多すぎると健康な人の腎臓を損傷する証拠はないと結論付けています。
さらに、たんぱく質の腎臓に対する影響を調べた74件の研究レビューでは健康な人のたんぱく質摂取を制限する理由はないと結論付けられています
つまりまとめると、腎臓病を患っている人にはプロテインによって肝臓を傷める可能性があるが健康な人には全く問題ありません。
次に肝臓への影響です。肝臓への障害を報告した研究では27歳男性がホエイプロテインを服用したら肝障害になった可能性があることを示唆しました。
しかしこの研究には問題点があり、まずひとつは彼は他のサプリメントも使用していてそれの副作用による肝機能障害である可能性。さらに彼がアナボリックステロイドを使っているかどうか医師はしらなかったこと。アナボリックステロイドは薬物であり肝機能の障害など数多くの副作用があるのでプロテインが肝障害を誘発させたかは判断できません。
研究でもたんぱく質が多すぎると健康な人の肝臓が損傷する可能性があることを示す根拠はないと結論付けられています。むしろプロテインは肝臓へプラスの影響をもたらします。肝臓は肝臓自身を修復し脂肪を摂り除くのを助ける分子であるリポたんぱく質を生成するためにたんぱく質を必要とします。
11人の肥満女性を対象とした研究ではホエイプロテインを60g摂取すると肝臓脂肪が4週間で21%,コレステロールを7%減少させました。
先ほどの肝疾患を報告した1人,1ケースでプロテインが肝臓に悪影響を及ぼすと考えるのは不十分です。
しかし、研究によると肝硬変や慢性肝疾患を患って肝臓の機能が上手く動かない人には高たんぱく食やプロテインが血中のアンモニアレベルを上げ、脳を損傷させる可能性があるそうです。
肝臓も腎臓同様にプロテイン補給は健康な人には全く問題ないが肝臓や腎臓に問題がある人には悪影響を及ぼす可能性があるそうです。
つまりプロテインを飲むと肝臓と腎臓を傷つけるといっている人は乳糖不耐症と区別がついてないだけだと思うので安心してプロテインを飲んでください。