筋トレやりすぎると身長って伸びないらしいよ。
実際に僕も学生時代そう思っていましたし、体育教師もウエイトトレーニングをすると身長が縮むといっていました。体育教師もそう思っているなんてビックリですよね。
今回は筋トレで身長が縮むのかについて科学的にお話していきます。
筋トレで身長が縮むことはありません。身長が縮むからトレーニングしようかためらっていたあなたは安心してトレーニングしていってください。
トレーニングと身長の関係性を調べた実験でも身長が縮むというデータはどこにもありません。そもそも筋トレで身長が縮むなんて思っているのは日本人だけですから実験の数も少ないのが事実です。
身長と運動は関係性があり、運動をすることで身長は伸びやすくなります。筋トレもスポーツなどの運動のひとつなので筋トレをすることで身長が伸びることはあっても縮むことはありません。重い重量を扱うことで骨がすり減って身長が縮むと思っている人も安心してください。
ボディビルなどフィットネス系の大会では身長が低い人のほうが実は有利なんです。身長が低い人のほうが筋肉の厚みが身長の高い選手に比べて厚い傾向にあります。さらに同じ筋肉量でも身長が低い人のほうが大きく見える傾向にあるため、身長が低い人のほうが有利なんです。
日本のトップレベルのボディビルでは170cmで高身長といわれるほどです。
つまりテレビでたまにやるボディビルの特集では身長の低い選手が多いんです。
「筋トレをして身長が低くなった」ではなく「身長の低い人が筋トレをして出場している」ということです。
筋肉質なカラダをしている体操選手はなんで背が低いのでしょうか。それは、身長が低い人のほうが慣性モーメントが小さく、高身長の人と比べ技の難易度が引くからといわれています。先ほどのボディビル同様、身長の低い人が有利なのでテレビなどに映る高いレベルだと身長の低い人しかいないからです。
ある調査では体操選手のほとんどが4歳のころから同年代の子供と比べて身長が低く、体操のトレーニングの影響ではなく遺伝的なものだということがわかっています。
筋トレをして身長が縮むことはありません。日本で筋トレをしたら身長が縮むという誤解を生んでしまったわけはボディビルの大会で身長の低い人が出場しているからです。ボディビルでは身長の低い有利なだけであって身長が縮んだわけではありません。
今までトレーニングして身長が縮むからトレーニングするのを避けていた。トレーニングしているけど身長が縮まないか不安だった人は安心してトレーニングしてください!